補強工事いろいろ
大きな地震により倒壊した建物はいくつもの問題があり
どれが倒壊の原因なったのかはっきりしませんが
弱小地盤 壁量不足 基礎不良 建物の偏心 etc。。。
補強が必要な場所を見分けるのはやはり診断士にお願いして
補強箇所が決まったら金額を出すのですが
診断結果 昔の木造住宅でもっとも不足しているのが壁量です
壁の補強金額は1ヵ所10万円で計算します
その内容は床天井部分が見えるまで解体し
そこに補強のための筋交を入れ天井床を元に戻します
但しその部分だけでは仕上がりの見た目も悪く取り合いにも支障あり
そのために結局大掛かりな工事になってしまうので
一概に1ヶ所いくらと出すことは難しく実際は10万以上の費用が掛かります
そこで天井や床をいじることなく 柱の根元に金物を使うことで
解体部分を最小にし工事価格を安価に出来る
ML金物による補強 http://www.kenkyukai.jp/metal/
構造用合板出の補強 仕口の補強 通し柱の補強など様々な箇所に使えます
金物をつけ構造用合板に内装だけ仕上げれば
複雑な納まりでない限り1ヵ所当たり10万以内での補強が可能だと思います
柱と土台が緊結されたら 次に必要なのは
基礎と土台の緊結です
室内での緊結は床を解体しないと出来ないのですが
既存建物の補強は側面から接合が効果的
外部から取り付け可能なホールダウン金物は多数出ています
http://www.grandata.co.jp/
http://www.aimkk.com/product/inotimamoru/index.html
http://www.kenkyukai.jp/metal/
更に建物の偏心を少なくさせる効果的な耐震は上部を軽くする
屋根瓦を軽い鉄板葺にすることだと思います
その他にも梁や土台に取り付けせずに壁倍率を上げられる
耐力面材も出てきています
工期と費用の短縮縮小は建築士の考え方や知識に依るところが大きいので
どこに依頼するのか見極めることが一番難しいのかもしれませんね
コメント
コメントを投稿